2022年GW、ミネアポリスにあるプリンスの自宅兼スタジオ、「ペイズリー・パーク」へ
GWに初の海外旅行に行ってきました!渡航制限が緩和されたら絶対に行ってやるぞという思いで実現しました。
日本ではコロナがなかなか落ち着かない状況でしたが、アメリカへの入国条件をどうにかクリアしニューヨークへ向かいました。ニューヨークには身内が住んでいるので、ホテル泊と身内の家に泊めてもらい7日間をアメリカで過ごしました。毎日が非日常でした。滞在中はニューヨークのマンハッタン観光を主軸に、日帰りでナイアガラの滝、最終日にはミネアポリスに足を運びました。一人旅ではなく、母親も連れていきました。
初めての海外。しかもアメリカ。スケールの大きさに圧倒されっぱなしでした。WTC(ワールド・トレード・センター)展望台からの眺めです。ビルもデザインが凝っており美しい。映画で見るような景色に感動しました。
ニューヨークはもうマスクをしている人は少なく、レストランのウエイトレスも着用していませんでした。海外の今を知って日本がコロナに対していつまでも過剰なのだと感じました。あと、アメリカのドライバーってすぐクラクション鳴らすんですね。ゲームのGTA5のようでした。
ずっと行ってみたかったタイムズスクエアは日中と夜に訪れましたが、夜のネオンが迫力満点でした。実際にその場に居て感じる臨場感はなかなか体感したことがなかった感覚でした。ついにアメリカに来たんだと。
身内の案内で、日帰りのナイアガラにも行きました。画像が微妙ですがクルーズ船に乗せてもらい水しぶきを大量に浴びながら、地球の息吹を感じました。その他、バッファローという地域を見て回りましたが、映画で見るような美しいアメリカの田舎って感じでした。
そしてそして!本命の最終日には僕のメインリクエストだったペイズリー・パークに向け、4人でミネアポリスに日帰りで向かいました。はじめに訪れたミネアポリス・セントポール国際空港は新しい空港のようで大変きれいでした。
第一プリンスを探すと空港内にありました!当然記念撮影しましたよ。ミネアポリスには通訳ができる従姉妹の娘さんに来てもらったのでとても心強い!一人ではとても行けないので・・・
ミネアポリスに着いてから、まず向かったのは、パープル・レインでキッドがバイクにまたがっって颯爽と登場する話面に登場する「ファーストアベニュー」というライブスタジオです。周りはだいぶ近代化されていましたが、建物はパープル・レインに出てくるそのまんまです。
ファーストアベニューの壁には、ここでライブを行ったミュージシャンの名前が記載されたスターが散りばめられています。プリンスだけは特別なようでゴールドカラーです。せっかくなのでゴールドスターにタッチしてみました。
次に向かったのは、プリンスが通っていたらしい「ELECTRIC FETUS」というレコードショップです。外観はレンガ調でおしゃれでした。
中に入ると想像はしていましたが、いたるところにプリンスが居ました。プリンスグッズはそこまでありませんでしたが、僕はシンボルマークのTシャツを買いました。
当然のようにプリンスのCDコーナーがありました。レジカウンターのブルーの髪の美人のお姉さんは、とても感じの良い方でした。
買い物の後、近くを少し散策しました。レコードショップの裏側をまっすぐ500メートルくらい歩きましたが・・少し雰囲気が変わったのがわかりました。なんというか例えるなら、北海道の静かな林道を一人で歩いているような緊張感でした。この辺はあまり治安が良くないのかな。
そのため、少し歩いて大きな交差点付近で、予定よりも早くウーバー(タクシー)を呼びペイズリー・パークに向かいました。この辺を通る車は結構ボロボロでバンパーが無かったりと少し世紀末感がありました。アメリカの移動はウーバーが主流みたいで、アプリで行き先を入力しているので乗車したら目的地までスムーズに連れて行ってもらえます。しかも支払いはアプリ上で決済されるので車内で支払う手間もありません。時代は進んでいますね。
田舎にぽつんとペイズリー・パークが見えてきました。しかし、到着間際であいにく雨が振り始めました。
裏の出入り口から敷地内に入ってペイズリー・パークの玄関側に向かいました。写真はツアー後に撮影した晴れた時のものです。「イマンシペンンション」のCDブックにあったような風景です。
おーっ。プリンスを象徴するシンボルマークの巨大なオブジェです。このオブジェの前は記念撮影スポットのようで、他のツアー客も撮影されていましたので、僕達も記念撮影しました。ちなみに、一緒に来てもらった身内はあまりプリンスは知らないようで、プリンスを日本でいう「おねぇ」だと思われていました。多分ちがうよね?
ペイズリー・パーク前のメイン通り脇には、当時テレビで見たファンからのお供物がくくりつけてあるフェンス通りがありました。フェンスだけでなく地面にも無数のメッセージが書かれていました。そういえばここに来た2周間ほど前はプリンスの命日でしたので、よりその雰囲気が残っていたのかもしれません。
ツアー開始時間の14時30分まで時間があったので、先にペイズリー・パーク内のグッズショップを見て回りました。ショップ奥にはライブバーのようなお酒を飲みながらゆっくりできるスペースもありました。
時間があったのでツアー前にお土産を購入しました。ほんとにたくさんの公式グッズがありどれにしようか迷いました。グッズの中にはプリンスが居た時からあるシンボルマークのタンバリンもあり、購入しようかと迷いましたがスルーしました。8000ドルだったかな。
やっとツアー開始時間になり、玄関から入場しましたが、セキュリティーがとても厳しく、スマホやカメラは専用の磁気遮断ケースに収納され、長々と注意事項を説明されました。僕は英会話は苦手なので、身内の女の子に所々通訳して教えてもらいました。とにかく中のものに何も触ってはいけないとのこと。ドアノブも!
ツアーは僕達以外に4グループほどが来られていました。ツアーガイドさんは少し年配のスタイルの良い女性でしたが、終始プリンスについて熱く語っておられ、本当にプリンスが大好きな方なのだと思いました。通訳無いとわかりませんでしたが。
基本的にツアー中は撮影禁止でしたが、最後のライブホールは自由に撮影ができました。撮影できなかった部屋の中に100種類以上はあったブーツコレクションが非常に印象的で、どのブーツもカラフルなハイヒールタイプで、ステージだけではなく恐らく日常生活でも履いていたであろう物もたくさんあり、これは感動しました。
すべてのブーツのヒール部分は、激しくパフォーマンスして破損しないように内側に金属プレートが打ち付けてありました。これは知りませんでした。他にも見たことのある様々な形のギターや超個性的なハイウエストの衣装など、何時間でも見ていられる物が展示されていました。
ちなみにツアーはVIP-EXPERIENCEという2時間プランでオプションで記念撮影付きのものです。記念撮影は特注の紫のヤマハピアノをバックにガイドさんに撮ってもらいました。ペイズリー・パークオリジナルUSBメモリにデータを入れてもらえます。
キッドのバイクを発見!
以前パープル・レインのバイクを制作した僕としては、これは絶対に自分の目で見たかった!やっと本物を見ることができました。写真は撮影可能スペースに展示してあったグラフティブリッジ版の黒いバイクです。パープル・レイン版はパープル・レインの部屋に飾ってありました。本当はそちらの写真を取りたかったのですが仕方ないです。でもグラフティブリッジ版も好きですよ。
やはり思っていた通り、パープル・レイン版はマニュアルミッションのバイクで、グラフティブリッジ版はオートマチック(ホンダマチック)のバイクでした。どちらも車体の劣化に比べてシートが非常にきれいだったので張り替えられていると思われます。スッテップの鉄部分は錆びてました。あと、パープル・レイン版は以前ブログのコメントにて、ペイズリー・パークに最近行かれた方から、四角いウインカーに変更されていたと教えてもらっていましたが、やっぱり四角いウインカーでした・・・このバイクに四角は似合わないよな。
展示していた実物のバイクと、僕が制作したバイクとの大きな差異として、実物は、①タンクはCM250のメッキ給油口の物 ②BETTERカウルは左右の収納ボックスが両方とも樹脂製 ③ハンドルが6ベント形状 ④マフラー先端が少し長くラッパ形状(パープル・レイン版) ⑤シート座面の幅が広く、ダイヤ形の模様の角にボタンが付いていて、肉厚、といったところでしょうか。制作時からおよそ知っていましたが、カウルの収納ボックスの蓋が両方とも樹脂製なのは知りませんでした。改造なのか、そういう仕様のVETTERカウルがあるのか。
いずれにしても本当に実物をこの目で見れて良かったです。
それにしてもかっこいい。これが実家の車庫にあるのだからたまらない。僕にとって、今回のアメリカの旅はこれが主目的だったのかもしれない。
ペイズリー・パークに向かう前に、一緒に来てくれた2人の身内に僕の制作したバイクの写真を見せましたが、その時はプリンスのバイクとは知らず、あまり関心がなさそうでしたが、ツアー中に写真のバイクと同じバイクが展示してあり、驚いていもらえました。
今回のミネアポリスの旅で買った自分へのお土産です。ペイズリー・パークキャップが一番のお気に入りです。日本に帰宅後、キャップにシンボルマークとELECTRIC FETUSのバッジを付けてみました。このキャップを持って今後はツーリングに行きたいと思います。
パープル・レインの花柄のTシャツもかわいいですよね。トートバックも普段使いに良さそう。
初めての海外旅行でしたが、大満足の7日間でした。いつも案内してくれたニューヨークの身内には大変感謝しています。