CM400Tのガソリンタンク内部にジンクリッチスプレーをコーティングした件の経過報告です。
以前CM400Tのガソリンタンクを塗装する前に、まずサビ取りクリーナーの「花さかG」でタンク内のサビを除去しました。その後、サビの発生を防ぐ目的で、ホームセンターで購入したローバルのジンクリッチスプレー(エポキシ系1液)を容器に取り、ガソリンタンク内に流し込んでタンク内前面に行き渡らせました。
これがそのときのガソリンタンクの給油口の画像です。シルバーの亜鉛塗膜でコーティングされています。エポキシ系なのでガソリンには強いとは思いましたが、完全乾燥でないと強度は出ないと思い、しっかりと2ヶ月は乾燥させました。(2ヶ月も乾燥にかかってしまいました・・・)
そして、完全乾燥後、CM400Tのユーザー車検に行くため、ガソリンを注ぎ、1週間放置していましたが、ジンクリッチスプレーの塗膜がどうなったか報告します。
結果は、ガソリンを入れて放置したが、溶け出すことも無く、爪で押しても乾燥後と変わりなし。
1週間での様子見でしたが、ガソリンに溶けなかったので成功だと思います。何年とか長いスパンだともしかしたら何かしら影響があるかもしれませんが・・・
本当ならバイクタンク専用の内部コーティング剤を使ったほうが、長く乗る愛車であれば安心だったと思い、少し後悔しています。ワコーズのコーティング剤が評価が良いようなので、コレを使ってみたかったですね。
他に有名どころでは、POR15というのが良さそうですね。ワコーズよりも安い!
その他、ガソリンタンクを塗装し直したので、その時給油口周辺の塗膜とガソリンコックをつける金属地肌の境目の処理方法について紹介します。昔ジェイド250を2液のクリアスプレーで塗装した際、ガソリンコック周辺の塗装の境目にガソリンが付着し、境目から2液の塗膜がぶくぶくと剥がれていきました。2液クリア自体は溶けてはいませんでしたが、下地のラッカー部分からガソリンに侵され、剥がれたのだと思います。その反省から、CM400Tを以前塗装した時は塗装の境目に瞬間接着剤を塗って、塗膜と金属地肌の隙間にガソリンが入らなくなるようにしたところ、10年近くたっても全く剥がれませんでした。そこで今回の再塗装でも、同じように処理したのでやり方を紹介します。
まずは塗装のふちをきれいにするため、彫刻等ではみ出した塗膜を削り落とします。その後、ペーパーで少し足付けをしました。もしかしたら足付けは不要かも。
そして瞬間接着剤を境目に塗っていくのですが、今回はガンプラでも活躍した黒い瞬間接着剤を使用しました。別に普通のクリアの物でもよかったのですが、ある程度粘度があり、筆でも塗りやすそうだったのでこちらを使いました。色は黒くなりますが、ガソリンコックカバーで隠れますので、問題ありません。
こんな感じで筆で塗っていきます。2回塗り重ねました。無論筆は使い捨てになりますので、安物を使いました。
全体を塗ったらこんな感じになります。これだけですが、これをやっていないと塗装が台無しになってしまいます。簡単ですので、おすすめですよ。