ゼルビスは250CCでありながら日常の足からロングツーリングまでオールマイティーにこなせるバイクです。
ホンダゼルビスを知っていますか?ずばりツーリングに特化したバイクです。ゼルビスに興味がある方はすでにご存知だと思いますが、荷造り用のフックがシート下に配置されていたり、シート下にソロキャンプ用のコッヘルや雨合羽、工具など・・・長距離移動を想定して設計されていることが感じられるバイクです。
ゼルビスはその積載性から一昔前は都市部に行くとよくバイク便で見かけました。VT系統のエンジンの信頼性の証拠でしょう。アクセルを開けてみても何の不安なく上まで回ります。以前所有していたジェイド250CCとの比較になりますが、ジェイドと比べ走り出し(低速~50キロくらい)からのトルクが明らかに強い印象です。ジェイドは4発高回転型エンジン(CB250Rやホーネット250と同系統のエンジン)のため60キロを超えたあたりからの加速はゼルビスよりも良かったです。そのため、日本国内で走る分にはゼルビスが圧倒的に乗りやすく力強いと思いました。その他はジェイドでは近場のツーリングでもシートが狭いからかおしりが痛くなって今いたが、ゼルビスは痛くなりません。ジェイドを乗っていた時はハーフカウルの性能は信じていませんでしたが、いざゼルビスに乗って高速道路を走ってみるとその効果は絶大でした。まさにロングツーリング仕様の250CCバイクです。
ゼルビスを所有してからすぐに5回目の北海道ツーリングに出発しました。知っている人は知っていると思いますが、このゼルビスは風雨来記という旅をテーマとしたPSゲームの主人公の相棒でもあります。これまでにゲームの影響もあり一度は乗ってみたいと思っていたバイクでした。やっとゼルビスを所有でき大満足です。
ただゼルビスを所有してみて良いところばかりではありません。このゼルビスは91年式で・・・もう28年も前のバイクであり、外装パーツで状態の良いものはなかなかありません。あってもヤフオクで高額です。一度立ちゴケしたらどうもウインカーとハーフカウルが破損するらしいです。それは避けたいのでとプロテクションを調べるとエンジンガードをつけているゼルビスオーナーが多くおられるとのことを知りました。どうやら「サクタ スポーツバンパー」というもののようで、北海道ツーリングまでに購入し取り付けました。値段は6万円近くと高額でしたが、これで立ちゴケを心配することなく走ることができ満足しています。その他は北海道ツーリングで高原温泉にたどり着くまでの道のりでリアサスが抜けてしまい、帰って交換を考えましたが、海外製のサスしかどうも見当たりませんで、仕方なく海外製のサスに交換しました。こういった消耗品の選択肢があまり無い印象です。
でもそんなことは念願のゼルビスに乗れることと比べれば些細なことだと思います。これからもツーリングの相棒として大切にゼルビスを所有していきたいと思います。