父親の草刈機の燃料タンク(PP製)の燃料漏れを補修しました。
今回はいつものブログ記事と少し違い、自分の趣味ではありませんが、草刈機の燃料タンクから混合ガソリンが漏れると、父親が言うので直してみました。
この草刈機、けっこう長い間使っているのを知っています。先端が金属の刃じゃなくてプラスチックのケーブルになって草を刈るやつです。刃じゃなくてもちゃんと草を刈れます。笑
問題の燃料タンクですが・・・
この出っ張った四角の部分(ペーパーでヤスっている部分です)が、草刈機を地面に置いた際に擦れるのでだんだんと角がちびて穴が空くようです。画像では下側の四角の右上の箇所に穴が空いているようです。形状的にすぐにちびていくんですよね。
この燃料タンクはPP製です。PPがガソリンや溶剤に全く影響されない素材で、接着剤やパテも全く食いつきません。では、どうやって直すかというと、半田ゴテで溶かして接着、穴埋めをしていきます。ちょうど車庫に壊れたPP製のケースが転がっていたので、それを接着剤代わりにして、穴を埋めていきます。
注意! 作業前に完全にガソリンを抜きましょう。引火したら大変です。
PPは半田ゴテですぐに溶けます。実は以前にも同じ部分からガソリンが漏れ、半田ゴテで修繕していました。そのため、直すのは2回目です。今回は、今後漏れないように、穴を埋めた後にPPケースの破片を靴底のように、ガソリンタンクの出っ張りに被せるように接着して、ガソリンタンクの肉厚を倍増させました。
PPの溶着は意外と簡単でさくさく進みます。
ということで20分くらいで修繕完了しました。
こんな感じで、溶着したPPの破片で強度が上がったかと思います。
注意点はやはりガソリンタンクなので、しっかりと中身のガソリンは抜いて作業しましょう。引火したら大惨事となります。
PP製品は身近にあふれており、車のバンパーや内装、100均のキッチン用具などのテカテカしたプラスチックのほとんどがPP製です。PPは溶かしてくっ付けるしか方法はありません。