1/100 旧キット ガルバルディβの製作 ① ~製作途中で数年寝かせた積みプラ~
旧キットの1/100ガルバルディβです。このキットは子どもの頃に組んだことがあり、そこそこ出来の良かった記憶がありました。数年前に旧キットの再販があった際に発見したので、なんとなく購入し、設定画に近づけることを目標に製作していましたが、忙しかったのか作りかけの状態で放置していました。せっかくなので完成させてあげようと思い、再び製作を再開しました。
キットの素組状態は上半身のボリュームがありすぎるので、説明書にある設定画のように、胴体のボリュームを落とす感じで製作を進めていました。やっぱりMSの設定画はかっこいいですね。
ここまで手を入れていた状態で数年放置して積みプラと化していました。改修点は胴体の幅つめと太もものボリュームアップをメインとし、後は細部の省略されているような部分を手を入れています。設定画と比べフロントスカートの形状がなんだか違うと思い、中途半端なところまで作っていました。
胴体は左右の端を幅つめし、1ミリプラ版で蓋をしています。肩関節部分はキットのポリキャップをプラサポで再度プラ版に接続しています。スカートは全体的に幅つめしていたように思います。
あとは、膝関節をキットの軸はそのままに、後方に切り込みを入れて、若干可動範囲を広げています。キットの軸は後方をプラ版を張って、切り込みから見えるようになったので、それらしくディテールアップしています。また、腰部分は切り離して腰ブロックを新たに自作してメリハリをつけています。こういった部分を別パーツにすると完成時に満足感があります。このキットのふくらはぎからフレアにかけての形状が超かっこいいです。
ここから、製作を再開しました。まずは中途半端だったフロントスカート部分をプラ版で下部に延長し、設定画に近づけました。どことなくリックディアスに似てる気がします。
次に、胴体下部分の複数の穴?をピンバイスで貫通させない程度に広げました。これは設定では穴なのでしょうか?
太ももは幅増しだけでも良かったのですが、膝関節と太ももが一体で少しメリハリが無かったので、プラ版で境目を強調することにしました。ですが、手間の割りに効果は微妙だったかもしれません。
胴体部分にプラ版とプラ棒でディテールアップしました。肩関節のポリキャップはそのままだとポリ丸出しで残念な感じなので、前後をプラ版で挟み塗装可能にしました。また、頭部はモノアイレールと頭部装甲を後はめできるように、頭部下を拡張しました。このキットはこの後はめ加工はとても簡単にできます。画像の頭部の内部メカ(モノアイレール)なんかそのままですし。これに頭部装甲を被せるだけです。
前腕も製作しました。キットの形状はとても良いので、基本はキットのままで、細部のダクト部分等を作り直すくらいにしています。あまりこだわるとまた積みプラになりそうなので・・・画像はダクト部分を切り抜いたところです。
プラ版でダクト=ダクト部分にモールド入りのプラ版を貼るのでその足場を作りました。0.3ミリのノコで大胆に切り込みをいれ、0.3ミリのプラ版を差し込みました。この方法は昔「岡プロのモナカキットガンプラ改造講座」で知りました。この本はほんと製作スキルのアップに役立ちました。
ガルバルディはゲルググを細くしたようなデザインですが、コックピットハッチは中央の○ではなく、左胸が開くらしいですね。ので、このハッチも立体感を強調するため、少し胴体から浮かせて接着しています。そのためキットの売りのハッチ開閉はしません。
あと、肘関節は旧キットあるあるの上腕に挟み込まれる形で接続されており、ポリキャップも使われていなかったため、どこかで聞いたことがあるビニールを挟み込む方法で適度な保持力を持たせました。この方法は簡単にポリキャップの代用になるので考えた肩はえらいですね。
頭部も手を加えました。先述したようにモノアイレールと内部メカ?を後はめ出来るように下部分を拡張したくらいで、あとは、もともとの凸モールドが合わせ目を消す際の邪魔になるので一旦切り落とし、合わせ目を消した後にプラ版を貼って作り直しました。合わせ目にあるモールドなどは一旦切り落として後で作り直すほうが簡単です。
後頭部はシンプルなデザインですね。こうやって見るとゲルググとも違うMSだということがわかりますね。最近HGUCでガルバルディが出ましたが、HGUCの頭部は幅が広く、が個人的にはこの旧キットの細長い頭部のほうが好みですね。設定画にも近い気がしますし。
もう少しで完成しそうなので、楽しみです。