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ガンプラ製作におすすめ、初心者が最初に揃えるべき道具6種+改造に使える道具6種

投稿日:2020年11月14日 更新日:

ガンプラ製作におすすめ、初心者が最初に揃えるべき道具6種+改造に使える道具6種

初めてガンプラを買ったとき、箱横の完成見本を見て、「どうやって作っているんだろう」と思ったことはありませんか。完成見本の写真はしっかりとパーツの合せ目を消してあり、さらに全体を塗装してある物がほとんどです。

しかし、最近のガンプラはキットのまま(素組み)でもプラスチックの成型色でほぼ設定通りの色分けがされており、誰でも一定の完成度のガンプラを作ることが出来ます。さすがバンダイ!個人的には玩具のレベルでは世界一だと思います。

このように最近のガンプラは、誰でも素組みで十分にカッコいい物を作ることが出来ますが、ここでは、僕のこれまでの経験から、初心者がこれからガンプラを作り続けていくうえで、はじめに揃えておいたほうが、格段にガンプラ製作が楽しくなるであろう、道具について紹介します。

ガンプラおすすめ道具

 

【初心者が最初に揃えるべき道具6種】

精密ニッパー
決してランナーからパーツを、爪きりで切り取ってはいけません。
僕は昔していました・・・

パーツをランナーから切り取って、ランナー跡を綺麗にするにはニッパーが大活躍します。
出来ればニッパーは2種類(安いものと、1000円以上するもの)用意したほうが良いででしょう。そうすれば良い方のニッパーが長持ちします。

安いニッパーはランナーからパーツの切り出しに使い、良いニッパーはパーツに残ったランナー跡を切り取るために使います。

僕の愛用のニッパーはタミヤ製の先細薄刃ニッパー(ゲートカット用)です。特別値段が高くなく、切れ味も良いのでおすすめです。僕は古くなって切れ味が落ちた同ニッパーをランナーカット用に使っています。

また、最近様々なモデラーがおすすめしているゴッドハンドアルティメットニッパーという高価なニッパーもあり、パーツがとても綺麗に切れて、跡が目立たないみたようなので、素組派には1本あると良いかもしれません。

 

②デザインナイフ
カッターでも良いが、細かな部品が多いガンプラには狭い所の作業ができるデザインナイフのほうが圧倒的に使いやすいです。

上記のニッパーでは切り取りづらいパーツ曲面のゲート跡や、パーツ成型時に発生するパーティングラインの除去にもデザインナイフが活躍します。

その他のも使用頻度は高く、パーツを尖らせたり、合せ目をカンナ掛けしたり、プラ版をカットしたりなど、ガンプラを作る上では無くてはならない存在です。

ただ、カッターよりも刃が鋭く切れ味が良いので、ケガには注意しましょう。

僕の愛用はタミヤ製のデザインナイフです。もう15年くらい使っています。

 

③棒ヤスリ(平)
平型の棒ヤスリは合せ目消しに重宝します。
また、合せ目消しだけでなく、接着剤やパテを盛った面を平らにするのにも活躍します。

刃が金属のため、紙ヤスリ(ペーパー)よりも切削力が高く、ゴリゴリと思い通りに削り出すことが出来ます。

削るコツとしては、最初に棒ヤスリで大まかに削り出し、最終的に紙ヤスリ(後で紹介するゴッドハンドの神ヤス)で仕上げるようにするときれいに仕上がります。

僕はGSIクレオスの「匠之鑢・極 雲耀 単目・粗」というものを愛用しています。切削力が高いのに、削った表面も滑らかに仕上がるので、作業効率が高いのでおすすめです。

 

④ピンバイス
ピンバイスは先端にドリルを付けて、パーツに穴を空ける道具です。ディテールアップのために小さな穴を空けたり、バーニアやライフルの先端を拡張したりする際にも役立ちます。

また、ガンプラであれば、関節軸に1ミリ径の穴を空け、そこに同じ1ミリ径の真鍮線を通すことで、軸を折れにくくすることができます。ガンプラを可動させて楽しみたい方にはおすすめの工作です。この改修をするだけで関節強度がぜんぜん違います。

僕はタミヤ製のピンバイスをずっと愛用しています。ドリルは何でもよいと思いますが、模型用が切削力が高いです。

⑤エポキシパテ
エポキシパテは肉抜き穴を埋めたり、ボリュームを出したい部分に盛って使います。また、細いパーツの補強にも使えます。

パテにはポリエステルパテとエポキシパテがありますが、初心者には粘土のように使えるエポキシパテが使いやすいと思います。エポキシパテの種類にもよりますが、硬化後はプラスチックよりも加工しやすく、肉やせがありません。エポキシパテが1つあるとガンプラの改造の幅が広がります。

僕はいままで色々なエポキシパテを使ってみましたが、タミヤ製の早硬化タイプとウェーブ製の軽量グレータイプが中でも使いやすかったです。

また、今まで使った中で、最も硬化後に硬くなるのはセメダイン製の金属用でした。強度を出したい部分への使用には非常におすすめです。ただ、硬化時間がかなり短く、5分くらいで固まるので、その時間内に作業しないといけません。

硬化前はなぜかコーヒーの匂いがします。

 

⑥ゴッドハンド 神ヤス
僕自身、最近使い始めたのがこのゴッドハンド製の神ヤスという製品です。使ってみた感想は非常に面が出しやすい(角が丸くならない)と感じました。

神ヤス単体で段差や合せ目消しが簡単に出来ますが、上記で紹介した棒やすりの後に使うことで、より合せ目消し等の作業がはかどります。

神ヤスは紙やすり単体で削るよりも手が楽ですし、丈夫に作られているので1個が結構長持ちします。今までのヤスリ掛けが苦じゃなくなりました!

 

ここで紹介した6種類の道具を全て買っても1万円くらいで収まるので、これからもガンプラを作っていくなら、ぜひ最初にそろえることをおすすめします。

 

【ガンプラ製作に慣れたらおすすめする、改造に使える道具6種】

ここからは、ガンプラを塗装したり、改造して楽しむために、個人的に比較的使用頻度が高い物を紹介します。

素組みのガンプラ製作に慣れてきたら、全塗装やパテ、プラ版を使った各部の形状変更などの改造にも挑戦してみると、楽しみの幅が大きく広がるのでおすすめです。

 

①エアブラシ
意外と筆でガンプラを綺麗に塗装するのは難しかったりします。僕は今でも筆塗りできれいに塗る自信はありません。

ガンプラの製作見本やホビー雑誌の製作例は基本的にエアブラシで塗装されたものです。

エアブラシを使って塗装すると、塗装面が均一の塗膜になり、筆塗りで発生する塗りむらが出にくくなります。

また、メタリック塗料はエアブラシで塗装することによりメタリックの粒子が立つようになり、筆塗りとは比較にならないくらいギラギラ輝いた塗装ができます。

この他も、大きな面積を一気に塗装できるので、製作時間の大幅な短縮につながります。

なお、エアブラシを使うには、別にコンプレッサーと湿気除去フィルターをが必用となります。

エアブラシがあれば、ガンプラ以外にも、車やバイクの小傷の補修なども可能なので、1台あると何かと便利です。

僕は10年くらい同じ物を使っていますが、最近は塗装に必用な道具一式がセットになって、コスパの良いエアブラシセットあるので、初心者には他にそろえる必要がないセット品が良いと思います。

また、塗装の際には専用の塗装ブースを使えば、シンナー臭を屋外に排出しながら部屋の中で塗装することが出来るので、塗装ブースもあったほうがよいと思います。

②瞬間接着パテ
瞬間接着パテとは、瞬間接着剤とパウダー(粉末)を混ぜて固めるようなイメージです。しかし、これを普通の瞬間接着剤で行うと、瞬時に硬化してしまうので、パテとして使うなら、やはり専用品が使いやすいです。

エポキシパテ、ポリエステルパテよりもプラスチックへの食い付きが圧倒的良く、旧キットの製作や改造には相性抜群です。

ただ、普通に使っていくと、付属の接着液よりもパウダーが余るので、そのときは普通の瞬間接着剤を塗った上からパウダーを振りかけることで、接着強度を上げる使い方が出来ます。僕はこのように使うことが多いです。

③ノコギリ
パーツの切断には模型用ノコギリがあると簡単です。ガンプラを改造して製作するようになると、パーツを切り貼りすることが多くなるので、模型用ノコギリがあると大変便利。

僕はタミヤ製の模型用カッターノコギリを10年以上愛用しています。

④ハンドリーマー
ピンバイスの穴を簡単に拡張できたり、改造して関節を仕込む時など、好きな大きさの穴を手軽に空けることが出来ます。ピンバイスでは空けられない大きさの穴を空ける道具として重宝します。

僕はウェーブのハンドリーマーを愛用しています。

⑤モールド彫り用 けがき針
旧キットのディテール追加に最適。けがき針とモールドガイドを併用すると、ガンプラに様々な形のモールドを簡単に彫ることができます。

きれいに彫るコツは、始めの数回は力を入れずに、けがき針をガイドにそってなぞり、ある程度溝がほれたら、少しだけ力を入れて同じように数回なぞるようにします。その際、ガイドはズレないようにしっかりとマスキングテープ等で固定しましょう。

僕はハセガワ製のケガキ針とガイドを愛用しています。

⑥瞬間接着剤用硬化促進スプレー
瞬間接着剤をメインとしてガンプラ製作するなら、必須となるのが硬化促進スプレー。

旧キット製作には個人的には作業効率が高く、硬化後ヒケが発生しないため、瞬間接着剤を使用して製作しますが、そのままだとなかなか硬貨しないので、最近は時間短縮のため硬化促進スプレーを使っています。

硬化促進スプレーを使うと、本当に数秒で完全硬化するので、作業がはかどります。

僕はウェーブ製を使っていますが、内容量が少ないため、アルテコの大容量タイプがおすすめです。

【まとめ】
僕が思い返して、ガンプラ初心者だったときに「この道具があれば、もっと早く製作が上達したのにな」と思うものについてまとめてみました。

やはり、上達するのためには適切な道具が必須ですね。

最近は今回紹介したようなツールやマテリアルが非常に充実しているので、初期投資として揃えておけば製作スキルはすぐに上達していくと思います。

楽しいガンプラライフを。

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