素組の紹介
１年ほど前にメルカリで中古品のアサルトキングダムという食玩シリーズのクィン・マンサを安く購入しました。クィン・マンサというと自分はアニメよりもＰＳ１のガンダムザバトルマスターを遊んでいたことからそちらでの印象が強かったですね。このゲームは２Ｄながら個々のＭＳの魅力がふんだんに詰まっており、現在でも多分面白くプレイできるのではないかと思います。
では無改造の状態ですが、とてもかっこよくバランスがまとまっていますね。胴体が小さく足が長い、近年の一般的な体系です。
これはこれで大変かっこいいですが、僕的には先ほど上げた、胴体のボリューム不足が気になりますね。もうすこし太らせたらラスボス感が出ると思いますが。
細部にディテールが良い感じにアレンジされていますが、ガンプラと違ってどこもディテールが緩くなっており、玩具感がけっこうあります。あと、頭部のイメージが少し違うような気がしますので、この部分は設定画を参考にしながら修正できたらと思います。
この立体物を手に取るまで、後ろ姿はあまり知りませんでしたが、他のＭＳにはない独特な形状をしています。
胴体や頭部の他にとても気になったところが、足首のスカスカ感です。ここが最大の玩具感が出ている箇所かと思います。
単純なボールジョイント接続なんですが、軸が細いんですよね。大きなＭＳなのでもう少し密度がないと見ていられません。
改造開始
まずは、先ほども一番気になっていたと言った足首の改修です。クィン・マンサは肩、股関節が球体になっているので、それに合わせて足首も球体の関節に変更します。設定画を見ても球体のように解釈できます。
改造は、以前ロボット魂パーフェクトジオングを製作した際に余った、ＭＧドムの肩の球体と、クィン・マンサのもともとのボールジョイントを組み合わせて使いました。ボールジョンとの受けはホビーベース（イエローサブマリン）の関節技を使っています。
つぎに脛から上の分解を行います。
脛は彫刻刀とハンマーで等で無理やりパーツを分解します。
膝関節は後ハメできるようにこのように脛上部を切り離します。
太ももも同様に分解します。
分解するとこんな構造になっています。
胴体も分解～。
胸前面の装甲を外します。
どの箇所も接着剤が使われていて、分解が大変です。
お腹の黄色いパーツはこんな感じです。
やっと胴体を真っ二つに分解できました。何本かはめ込み軸を折ってしまいましたが、接着するので問題ありません。
腰前の装甲はこんな感じです。
頭部も分解します。
前後で分割できます。この後マスク部分も分解しました。
腕も分解～。
前腕は特に手首がスカスカだったので、ここも改造ポイントですね。
何とか全身を分解できました！分解だけでも大変な作業でした。
胴体の幅増しを行います。
すでに改造後ですが、胸中央の装甲を４ミリ程度幅増ししました。また、胸左右のカバーも同様に４ミリ程度幅増ししています。
その後、胸のビーム砲２門をＭＧリックドムのバーニアを加工して、元のビーム砲に被せてボリュームアップしました。
上部はエポパテ隙間を埋めています。
左右のカバーの改造はこんな感じです。
塗装に入ります。
ガンプラと違って、パーツ分割が少ないので、マスキングを多用しての塗装になりました。
けっこう大変です。下地にはサーフェーサー１０００番をエアブラシで塗装しています。
いや、ホントにマスキング地獄！
まずは足首が完成しました。球体関節になりました。
上腕は挟みこみのままにしているので、球体関節を先に塗装して中央を塗装します。
手首のスカスカは適当なカバーパーツを自作して対応しました。
問題の頭部の形状ですが、色々と試行錯誤して、このような形に落ち着きました。マスク部分の新造の他に、額の黄色の形状が変だったのでアンテナ側に黄色の部分がくっついているように元の黄色部分を削り落として、エポパテで新造しました。
完成した頭部です。アンテナは元のままだと太すぎてリアリティーが無いので、１ミリ真鍮線に置き換えました。また、頬当てはボリュームがありすぎだと感じたので、プラ版でシャープ化しました。けっこううまくまとまったと思いますが、どうでしょうか。
この後、全体を塗装していきました。
次の記事で完成レビューになります。
