CM400Tキャブレター(CB400T ホーク2と共通)のオーバーホールが完了しました。
前回はキャブレターの各部品を分解できるところまで分解しました。そこで今回は分解した部品の洗浄と組み立てを行いました。まず、真鍮製のジェット類を取り外し、腐食していた部分をペーパー等を使ってきれいにしました。
バイクを整備していた間、キャブレターを気温が高くなる場所にビニール袋に入れて放置していたことが、ガソリンが変質し、腐食が発生した原因だと思います。ちゃんとガソリンを完全に抜いて、冷暗室に保管すべきだったと後悔しています。真鍮ブラシやペーパーを使って腐食を退治していきますが、専用にキャブレタークリーナーにジェット類を漬け込んである程度腐食部分がはがれやすくして作業しました。
オーバーホールということで、純正のシールセットを調達しています。廃盤かと思ったのですが、まだ部品が出ていました!しかし、上記のセットで値段が3,600円もします・・・本当に必要だった部品はフロート室のパッキンとジェットの蓋になる黒いゴムだけで足りたのですが、今回は高くつきました。まあ、せっかくなので、そのほかのシール類やプラ部品も交換してリフレッシュしすこととします。
↓社外品も使用しましたが、日本製の部品が安心です。
清掃した部品をキャブレター本体に組みつけていきます。上記のきくらげっぽい部品は前回交換した社外品ですが、この部品はきれいなままでした。
上記のプラ部品も新品に交換します。
長年使用したプラ部品は黄色く変色しているのがわかりますね。見えない部分ですが、きれいになると気分がいいですね。
前回ふやけて取り出すのも大変だった、黒いゴム部品も新品に交換します。硬くてしっかりと置くまではまらなかったので、組みつけにオリーブオイルを使いました。エンジンオイルではなくオリーブオイルになったのは、実家にはいろいろ工具や油脂類があるのですが。アパートで作業したため、代用できるものでオリーブオイルを思いついたためです。笑
エアスクリューは全閉後に1.5回転戻して調整しました。本来はエンジンをかけて調整するみたいです。ここでジェット類を取り付ける際に気がついたのですが、パーツリストには250CCと400CCのセコンダリーメインジェットの番手が逆(105番手)になっていました。正しいのは400CCはプライマリーメインジェットという部品は75番手でセコンダリーメインジェットという部品は110番手らしいです。ちなみに250CCは72番手と105番手らしいです。
シール類にオリーブオイルを塗っています。笑
そんなこんなで組み付けが完了してキャブレターのオーバーホールが終了しました。作業自体は単調で、特に難しくは無いので、パーツリストがあれば、あとは分解時の写真をしっかりと残しておけば問題なく組み立てられると思います。今後オーバーホールしたキャブレターをバイク本体に取り付ければ無事車検を受けれそうです。