プリンス パープルレイン登場のバイク（ＣＭ４００Ｔ）を製作しています。（続き⑩）
☆パープルレインバイク製作①はこちら☆
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この製作シリーズも１０回目の更新となりました。今回はシーシーバーの製作となります。パープルレインのバイクのシーシーバーはオーソドックスな山形で、古いハーレーなんかでよく見かける形です。ＣＭ４００Ｔに合う山形シーシーバーを探しましたが見つかりそうに無かったため、以前から使用していたシーシーバーを改造して製作することにしました。
手前に見えるのはモノタロウで購入した無垢の鉄棒です。これを前回不要部分をカットした元のシーシーバーにあわせて、山形になるようにカットします。
カットした鉄棒を組み合わせるとこのようなきれいな山形になりました。パープルレインのオープニングでで観客の間をすり抜けていくキッドの後ろ姿に映るあのシーシーバーの形ですね。
今回接続方法はロウ付けをやってみることにしました。買ったのはホームセンターで手に入るガストーチと銀ロウセットです。これで５０００円くらいしました。ロウ付けは初めてですが挑戦してみます。
くっつけたい部分にフラックスという酸性の薬品を塗り、ガストーチであぶって銀ロウを溶かすというものみたいです。
２台のガストーチで前後から炙り加熱します・・・
しかし、シーシーバーの厚みに対してガストーチの熱量が足りないためか全く銀ロウが溶けてくれません。正確には銀ロウは溶けるが、シーシーバーの溝に染み込んでいかない。半田のように水滴みたいにはじく感じです。どうやっても無理なので、
より熱量の高いトーチを買いました。が、このトーチをしても銀ロウが溶け込むことはありませんでした・・・
悪あがきとして、銀ロウをくっつけたい鉄棒の間に挟んでから加熱しましたが、これもうまくいきませんでした。もう自分ではどうしようもないので、溶接職人だった祖父に協力を求めました。
鉄工所で使うような専用の大きい溶接機があるので、それで溶接することにしました。この溶接機はデンヨーＢＬＷ280とか言うものみたいです。
シーシーバーをこんな感じで万力で固定していざ溶接です。
人生初の溶接でしたが、イメージしていた感覚よりも簡単に鉄が溶ける感じで、難しく感じました。半分は祖父に溶接してもらいました。
初めてにしてはマシな感じですかね。でも溶接部分がえぐれたりしています。
最終的に祖父にえぐれた部分に補填してもらったり、表面を平滑にしてもらいました。
はじめから溶接すれば早かったと思いました。しかし、ロウ付けは動画なんかを見ると簡単そうなのにやってみるととても難しかったですね。
最終仕上げで溶接で盛り上がった部分をヤスリで整えました。
しかし、溶接で出来た巣穴が数多くあるのですが、これってメッキ屋さんに出すと埋めてもらえるのでしょうかね。結構目立ちます・・・
ついでにせっかくなので祖父と共にシーシーバーのステー部分を新たに製作することにしました。画像のように元のシーシーバーのステー部分は丸みを帯びた形となっており、パープルレインのバイクのそれとは太さや形状が少し異なっていますので、それに近い形に鉄板から作り出します。
下の錆びた鉄板が新たに作っていくものです。まずは細長い鉄板とその上に設置している短く太い鉄板をを溶接でくっつけます。
くっつけるとこんな感じになります。さらにこれにシーシーバーの受けの四角い筒を作って溶接します。
出来た四角がこれです。
これがこうなります。
そんでステーに溶接し、シーシーバーをボルトオンすると、あの山形シーシーバーになりました。
横のステー部分はこれからそれらしい形に微調整していきます。なんとかシーシーバーも完成しそうな感じになり、パープルバイクの完成が見えてきました。今後はシーシーバーの修正とメッキ業者への依頼、シートの改造とカウリングにウインカーやヘッドライトなんかを組み込んでいく予定です。
～archive～
パープルレインバイク製作(完成)
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パープルレインバイク製作⑤
パープルレインバイク製作④
パープルレインバイク製作③
パープルレインバイク製作②
パープルレインバイク製作①
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