1/100 旧キット ガルバルディβ 完成 ~製作途中で数年寝かせた積みプラ~
長らく積みプラと化していた1/100旧キットガルバルディβが完成しました。製作方針としては、極力キットの良さを生かすように、可動範囲はあまり凝らず、プロポーションを設定画に近づけることを目標に手を加えました。
キットの素性は良かったので、主には胴体の幅詰めと太ももの幅増しを中心に、腹部ブロックなどを別パーツ化してメリハリを付けました。
前回はここまで手を入れていました。
肩アーマー部分はプラ版で裏打ちして側面をダクトっぽくプラ版工作しました。しかし、この工作のおかげで見た目は良くなったものの、この後パイプ状のパーツを上腕に付けるため、ダクトに干渉してしまい、腕を真横に上げることができなくなりました。まあ、素立ちプロポーション重視なのであまり派手なアクションは求めていませんが。
全体に軽くサフ吹きをして車用のホルツのラッカーパテで巣穴を埋めましたが、このラッカーパテはどうも模型には使いにくい感じです。具体的にパテを研いでサフを吹く際に、なかなか表面が他の部分と均一にならない、シンナーを吸い込む?感じです。やはりグレーのタミヤのラッカーパテが使いやすいですね。
股関節はウエーブかどこかの丸モールドを組み合わせ、最近のMG等でお馴染みの本体側に穴のある形状に改造しました。
太もも側もウェーブ製?のポリジョイントとプラサポを組み合わせてロール軸を追加しています。可動範囲はとても広くなりました。
全体はこんな感じに手を加えました。
ガルバルディはふくらはぎの形状が美しいですね!膝は若干可動範囲を広げる工作をしています。
やっと塗装に入りました。調色はいつも適当です・・。
首元はグレーでメカっぽくしたいので、襟の淵をマスキングします。この襟の淵の面積が狭い部分はマスキングテープでは張りづらいのでかなーり昔に買ったマスキングゾルを使ってみました。意外と使いやすいんですね。食わず嫌いでずっと使っていませんでした。
全体のメイン塗装が終わりました。
スカートアーマーの接続はいろいろ考えましたが、スプリングで接続する方式にしました。
やっとのことでなんとか完成しました。この時点ではメイン塗装とすみ入れのみです。
ハンドパーツは昔何かのキットを買った際におまけで付いていたバンダイの1/100ジオン用ハンドパーツです。結構良くできていました。
ここからは軽くハゲチョロ塗装とつや消しスプレー、ウェザリングを施しています。
モノアイは本来ピンクですが、好みでグリーンのHアイズに交換しています。首もとのパイプ類はキットのポリパーツのままです。サイドスカートアーマーのパイプはスプリングに交換しました。
腕の可動範囲はイマイチですね。箱絵のような単純なポーズもできません。肘もゲルググ系統のためかほとんど曲がりません。
脚部の可動範囲はこれが限界ですが、キットの状態よりは動くようになっています。
上から見たところですが、このガルバルディは首周りのグレー部分が胸部ブロックから一段低くなっていて珍しいデザインとなっています。雨水がたまりそうな感じ。
バックパックは本来はボディと同じ茶色ですが、好みでグレーにしています。どことなくMSVっぽくてお気に入りです。形状もシンプルですが、かなり良くできています。
足裏はこの時代にしてはしっかりとモールドが掘り込まれており、情報量が多いですね。1/60ゼータはモールドが一切無かったのと比べるとかなり凝ったキットということがわかります。
ロボット魂ジオングに付属の格納庫ジオラマに置いてみましたが、雰囲気が出てよい感じです。
最後にMG百式と並べてみました。若干ガルバルディのほうが背が高いみたいです。プロポーションもMGに引けを取らないようですね。
今回製作したガルバルディβは旧キットの中でも出来が良いものとなります。参考で「出来の良い旧キットおすすめ」をまとめてみましたので、ご覧ください。